大臣家(読み)ダイジンケ

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「大臣家」の意味・読み・例文・類語

だいじん‐け【大臣家】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大臣に任ぜられている者の家。
    1. [初出の実例]「件事似過差。可停止。承彼風、後々大臣家饗皆停止」(出典:九暦‐九条殿記・大臣家大饗・天暦七年(953)正月五日)
  3. 鎌倉中期以降固定する公家貴族の家格の一つ。摂家(せっけ)清華家(せいがけ)の下、羽林家(うりんけ)の上に位置し、大臣にのぼる資格をもつが、近衛大将を兼任することはできない。藤原氏の正親町三条(のちの嵯峨)・三条西、源氏の中院の三家。〔故実拾要(1720頃)〕

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「大臣家」の解説

大臣家
だいじんけ

摂家・清華(せいが)家につぐ公家の家格。中世では,大臣に昇る家柄を清華とも大臣家とも称したらしいが,のちに近衛大将をへる家を清華家,その他を大臣家と区別するようになった。近世では村上源氏の中院(なかのいん),閑院(かんいん)流藤原氏の正親町三条(おおぎまちさんじょう)(のちの嵯峨)・三条西(さんじょうにし)の3家を大臣家または三大臣家といった。明治の華族制度では伯爵となった。

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