久々原村(読み)くぐはらむら

日本歴史地名大系 「久々原村」の解説

久々原村
くぐはらむら

[現在地名]柳川市久々原

田脇たわき村の南西にあり、南は浜武はまだけ村のうち吉原よしはら村、北は田脇村のうちなな村。三潴みづま郡に属し、柳川藩領。元和七年(一六二一)の郡村帳に村名がみえ、玄蕃高二九九石余・新田高二八一石余、小物成として野手米五石余・葭年貢米八石余。旧高旧領取調帳では高一千三三四石余、幕末から明治初年の反別は一〇一町二反余(郡郷)。慶長本土居が村内を走り、その外縁部は江戸時代からの干拓地である。宝暦二年(一七五二)と推定される蒲池組新田畝附帳(柳河藩政史料)によると、百姓開・本村開があり、拝領開として立花道印老・矢嶋平武・矢嶋門司の各人分、臨時開として矢嶋真理開・九右衛門開・西正迪にししようてき開・小野若狭おのわかさ開・全右衛門又左衛門開の名前がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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