久保地遺跡(読み)くぼちいせき

日本歴史地名大系 「久保地遺跡」の解説

久保地遺跡
くぼちいせき

[現在地名]都留市大幡 久保地

大幡おおはた川の左岸段丘上にある縄文時代前・中期の集落跡。昭和五三年(一九七八)・同五四年に調査が行われ、縄文前期関山式期一軒、縄文中期の五領ヶ台式期六軒・藤内式期一軒・井戸尻式期四軒・曾利式期二二軒の住居跡が検出されるとともに、多量の土器石器が出土した。住居跡は最下層の関山式期から曾利式期まで、狭い調査区域内から重複して検出され、とくに曾利II―IV式期の住居跡では顕著な重複が認められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android