都留市(読み)つる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「都留市」の解説

都留〔市〕
つる

山梨県南東部,都留盆地にある市。 1954年谷村町と宝,禾生 (かせい) ,盛里,東桂の4村が合体し市制地名は古代以来の郡名による。御坂山地丹沢山地にはさまれ,耕地桂川河岸段丘と支流の谷沿いにわずかに開ける。早くから養蚕が盛んで,甲斐絹 (かいき) の発祥地といわれ,近世には江戸,京,大坂にも出荷された。中心市街地谷村は文禄3 (1594) 年浅野氏の築城により城下町として発展。近世には代官所がおかれ,甲斐絹の集散地となるなど桂川流域の中心地として繁栄した。現在も伝統産業として定着している。農村部では米作のほか養蚕も行われる。電気機器・金属関連の工業が立地する一方,首都圏の近郊住宅地化も進んでいる。毎年9月に行われる四日市場の生出 (おいで) 神社の八朔祭と,同時に催される輿の巡幸及び大名行列は有名。桂川に沿って富士急行,国道 139号線,中央自動車道が通り,インターチェンジがある。面積 161.63km2。人口 3万2002(2015)。

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