中期(読み)ちゅうき

精選版 日本国語大辞典 「中期」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐き【中期】

〘名〙
① ある程度以上の長さの連続した時を三区分した場合の二番目期間。なかほどの時期
※授業編(1783)一〇「然れども中季(チウキ)より後は氏族の分たたず、姓氏も亦混称す」
長期清算取引で、翌月末受渡しの契約のもの。中限(ちゅうぎり・なかぎり)
東京日日新聞‐明治二六年(1893)一月五日「折を得たりとや籾山氏は中期と先物とを売り進みたり」

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デジタル大辞泉 「中期」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐き【中期】

中間の時期。一定期間を3区分したときの2番目の期間。「室町中期
[類語]中葉

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中期」の意味・わかりやすい解説

中期
ちゅうき
metaphase

細胞の有糸核分裂の際の前期に続く時期。核膜が見えなくなり仁が消失し,染色体赤道面に並ぶ時期。時間的には他の時期より短いが,染色体は最も凝縮して太く短くなり,しかもほぼ一平面上に集中しているので,数や形を調べるのに適する。

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栄養・生化学辞典 「中期」の解説

中期

 真核生物細胞分裂の一段階で,染色体が赤道面に並び,動原体が分裂極へ移動することを特徴とする時期.

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