久野健(読み)くの たけし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久野健」の解説

久野健 くの-たけし

1920-2007 昭和-平成時代の美術史家。
大正9年4月19日生まれ。昭和20年文部省美術研究所(現東京国立文化財研究所)にはいり,日本彫刻史の研究をおこない,34年神奈川県浄楽寺で運慶作の像5体を発見。53年情報資料部長。仏像研究に日本ではじめて光学的方法を適用し,成果をあげた。仏教美術研究所長。平成19年7月27日死去。87歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「平安初期彫刻史の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android