昭和(読み)しょうわ

精選版 日本国語大辞典 「昭和」の意味・読み・例文・類語

しょうわ セウワ【昭和】

[一] 昭和天皇の代の年号。大正一五年(一九二六)一二月二五日に改元、昭和六四年(一九八九)一月八日に平成元年となる。出典は「書経‐堯典」の「百姓昭明、協和万邦」による。
[二] 名古屋市の行政区の一つ。市域のほぼ中央に位置する。昭和一二年(一九三七成立。同五〇年天白区を分離。鶴舞公園、市公会堂、名古屋大医学部、名古屋工大、南山大などがある文化学園地区。

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デジタル大辞泉 「昭和」の意味・読み・例文・類語

しょうわ【昭和】[元号]

《「書経」尭典の「百姓昭明にして、万邦を協和す」から》昭和天皇の時の年号。1926年12月25日~1989年1月7日。
[補説] 
2016年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2016」キャンペーンでの「昭和」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆国際社会において、日本が最も存在感を示した時代。
kniさん

◆戦争の悲劇と日本国の繁栄の両極端があった、日本人が忍耐と底力をみせた時代。
キャラコさん

◆総日本人が全力で突っ走っていた時代。
itteyoshiさん

◆わんぱくとけんかが許された時代。
kaさん

◆人と人との顔が近かった時代。人と人とが助け合っていた時代。人のココロがあたたかかった時代。
快速準急さん

◆新しい物がどんどん誕生して希望に溢れていた時代。
未来さん

◆平成に対する美化された時代。
春夏さん

◆時代遅れの物事を揶揄する言葉。
tridさん

◆家に電話しないと友達と連絡が取れなかった時代。
yuko3さん

◆スターとアイドルの時代。
rose.mさん

しょうわ【昭和】[地名]

名古屋市東部の区名。昭和12年(1937)中区の一部に広路ひろじ村を加えて区制、昭和30年(1955)に天白てんぱく村を合併、昭和50年(1975)、天白区を分離。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「昭和」の意味・わかりやすい解説

昭和
しょうわ

秋田県西部、南秋田郡にあった旧町名(昭和町(まち))。現在は潟上(かたがみ)市の東部と中部を占める地域。秋田市の北隣にある。旧昭和町は、1942飯田川町(いいたがわまち)、豊川村(とよかわむら)が合併して成立。1950年(昭和25)旧飯田川町と旧豊川村が分離したが、1956年にふたたび豊川村と合併。2005年(平成17)飯田川(いいたがわ)、天王(てんのう)の2町と合併して市制施行、潟上市となった。JR奥羽本線と国道7号(羽州街道)が通じ、秋田自動車道の昭和男鹿半島インターチェンジが設置されている。農業は稲作のほか、近年キク、バラ、リンゴ、ナシの栽培が行われている。西部は八郎潟調整池に臨み、漁業は養殖漁業に中心が移り、伝統的産業であったワカサギシラウオの佃煮(つくだに)製造は減少している。南部の丘陵地にはかつて豊川油田が稼業しており、現在は天然ガスが家庭に供給される。かや葺(ぶ)き中門造りの民家の昭和歴史民俗資料館(休館中)のほか、八郎潟漁労用具(国の重要有形民俗文化財)収蔵庫、農村指導者石川理紀之助(りきのすけ)の遺跡(県史跡)および業績を紹介する郷土文化保存伝習館がある。

[宮崎禮次郎]

『『昭和町誌』(1986・昭和町)』

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改訂新版 世界大百科事典 「昭和」の意味・わかりやすい解説

昭和[村] (しょうわ)

福島県西部,大沼郡の村。人口1500(2010)。只見川支流の野尻川上流を占め,博士山(1482m)をはじめとする標高1000mをこえる山々に囲まれる。米作のほか,第2次大戦後は葉タバコ,コンニャク芋の栽培が盛んとなったが,1988年の品種転換以降,花卉栽培が増加した。大芦地区を中心に近世からカラムシの栽培が行われ,越後上布の原料として送られていたが,1975年からは織物業の育成がはじめられ,過疎化の歯止めのための新しい地場産業として期待されたが,人口減少は続いている。南端の駒止峠付近にある駒止湿原(天)や矢ノ原湿原はミズバショウの群生地として知られる。
執筆者:

昭和[村] (しょうわ)

群馬県中部,利根郡の村。人口7620(2010)。赤城山北西麓を占め,北西境を片品川,西境を利根川が流れ沼田市と接する。古くからの集落は河川沿岸低地にあり,標高600~800mの赤城山麓斜面には第2次大戦後に開拓された入植地が分布する。山麓斜面は1967年完成の畑地灌漑事業によって,それまでの雑穀や麦作からキャベツ,ダイコンなどの野菜栽培に転換し,県内でも有数の野菜産地に変貌した。コンニャクの生産も多い。関越自動車道のインターチェンジがある。
執筆者:

昭和[町] (しょうわ)

山梨県中央部,中巨摩(なかこま)郡の町。1971年町制。人口1万7653(2010)。甲府盆地中央部に位置し,釜無(かまなし)川沖積地を占める。釜無川はんらん原の肥沃な土地に恵まれ,県下有数の穀倉地帯であるが,近年はイチゴ,ナスなどの促成栽培が盛んになっている。甲府市の西に隣接し,交通の便がよいため,農地の住宅地化が進み,国母・釜無両工業団地も造成された。JR身延線,国道20号線バイパスが通じ,中央自動車道甲府昭和インターチェンジがある。
執筆者:

昭和(秋田) (しょうわ)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「昭和」の意味・わかりやすい解説

昭和
しょうわ

秋田県中西部,潟上市南東部の旧町域。秋田市の北に接する。 1956年豊川村と合体して昭和町が発足。 2005年飯田川町,天王町と合体して潟上市となった。中心集落の大久保は,江戸時代,羽州街道の宿場町として栄え,八郎潟干拓までは農漁兼業で,特にワカサギの佃煮業が盛んであった。東部にある豊川油田は産出量は減少したものの,天然ガスは豊富。秋田湾工業地域に指定され,電気機器の工場が建設された。また秋田市の郊外住宅地化が進んでいる。明治の篤農家石川理紀之助の居宅があり,県史跡に指定。

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日本の元号がわかる事典 「昭和」の解説

しょうわ【昭和】

日本の元号(年号)。1926年から1989年まで、昭和(しょうわ)天皇の代の元号。前元号は大正(たいしょう)。次元号は平成(へいせい)。1926年(大正15)12月25日改元。1926年(大正15)12月25日、大正天皇崩御。同日、裕仁(ひろひと)親王(昭和天皇)の践祚(せんそ)にともない改元が行われた。『書経(しょきょう)』を出典とする命名。旧「皇室典範(こうしつてんぱん)」と登極令(とうきょくれい)に基づく最後の改元であり、「元号法」に基づいて改めて制定された最初の元号である。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「昭和」の解説

昭和

正式社名「株式会社昭和」。英文社名「SHOW-WA」。卸売業。昭和25年(1950)創業。同36年(1961)設立。本社は愛知県稲沢市福島町中之町。食品商社。名古屋市中央卸売市場内の塩干仲買業として創業。東海地区の最大手。水産物・水産加工品・冷凍食品・米穀・酒類など食料品を総合的に扱う。

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