乗掛・載掛(読み)のせかける

精選版 日本国語大辞典 「乗掛・載掛」の意味・読み・例文・類語

のせ‐か・ける【乗掛・載掛】

〘他カ下一〙 のせか・く 〘他カ下二〙
① 物や重みを乗せるようにする。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一「石はきりりと面を更へて、乗(ノ)せかけた足をすはと云ふ間に二尺程滑べらした」
相手計略にかけるようにする。口車にのせる。また、おだてる。
浄瑠璃心中宵庚申(1722)上「軽薄ぬらくら口に、鰻の油とろりとのせかくれば」
③ 物を乗せはじめる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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