重み(読み)オモミ

デジタル大辞泉 「重み」の意味・読み・例文・類語

おも‐み【重み】

1 目方の重いこと。また、その度合い。「雪の重みで屋根がつぶれた」
2 その人や物事から受ける重厚な、また厳粛な感じ。「社長としての重みをつける」「伝統の重み」「重みのある言葉」
3 気持ちのうえの負担。「責任の重み」
4 連歌・俳諧で、観念的で古くさい作り方。
「越人が句、已すでに落ち付きたりと見ゆれば、又―出で来たり」〈去来抄・先師評〉
[類語](1)ウエート・重さ・重量・目方・体重・重心・重い・重たい・重重しい・持ち重り・ずしり・ヘビー・重量感・どっしり・ずっしり・ずしっと・どっかと・がっしり・マッシブ/(2)貫禄・威厳・威徳・尊厳・威儀・権威・威信・重厚・厳か・厳粛・粛粛・粛然・森厳・荘厳そうごん・荘重・物物しい・厳めしい・厳として・厳・広量・堂堂・大度・太っ腹・厳然・ずしり・存在感・睥睨へいげい・厳しい・厳格・厳重・厳酷・厳正・冷厳・峻厳しゅんげん・峻烈しゅんれつ・苛酷・険しい・辛辣しんらつ・粛・威名・威望・名望・威光・威力・権力・勢威・重圧・凄すごみ・脅威・威圧・威風・威風堂堂・威容・偉容・英姿・雄姿・勇姿・仰仰しい・ご大層・息が詰まる・大風呂敷を広げる

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精選版 日本国語大辞典 「重み」の意味・読み・例文・類語

おも‐み【重み】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形容詞「おもい」の語幹に接尾語「み」の付いたもの )
  2. ① 目方。重量。また、重い感じ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「雪に伏したる莢竹桃、少し融けて圧力(オモミ)の薄らぐと共に、残雪を刎ね落して起きかへる」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆)
  3. ② 性質、態度などがどっしりと落ち着いていること。人をおさえる威力を感じさせる様子。貫祿。
    1. [初出の実例]「随分利口な人と聞て居りますが、何だか重みがない様に見えますねえ」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下)
  4. ③ 心に感じる負担。
    1. [初出の実例]「若い准訓導の心に、何か知ら大きい責任のやうな重みを加へた」(出典:道(1910)〈石川啄木〉)
  5. ④ 重大さ、重要性、現実感などを強く納得させるありさま。
    1. [初出の実例]「経済雑誌記者は再び重味ある調子で語を次ぎ」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉鉄道国有)
  6. ⑤ 連歌、俳諧で、観念的で古くさい感じ。
    1. [初出の実例]「越人が句、已(すで)に落付たりと見ゆれば、又おもみ出来たり」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)先師評)
  7. ⑥ 数学でいくつかの数の「重み付き平均」をつくる場合、それぞれの数につける軽重の度合のこと。

おも‐み【重み】

  1. ( 形容詞「おもし」の語幹に「み」の付いたもの。→み ) 重いので。重さに。
    1. [初出の実例]「山萵苣(やまぢさ)の白露重(おもみ)うらぶれて心に深く吾が恋止まず」(出典:万葉集(8C後)一一・二四六九)

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世界大百科事典(旧版)内の重みの言及

【ウェイト】より

…重み,加重ともいう。n個の数値x1,x2,……,xnがあって,それぞれの軽重の度合が違うとき,それらの平均値を算出するには,単純な相加平均でなく,適当な重みw1,w2,……,wnをつけた加重平均m=(w1x1+w2x2+……+wnxn)/(w1+w2+……+wn)を考える必要がある。…

※「重み」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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