重み(読み)おもみ

精選版 日本国語大辞典「重み」の解説

おも‐み【重み】

〘名〙 (形容詞「おもい」の語幹接尾語「み」の付いたもの)
目方。重量。また、重い感じ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆「雪に伏したる莢竹桃、少し融けて圧力(オモミ)の薄らぐと共に、残雪ね落して起きかへる」
② 性質、態度などがどっしりと落ち着いていること。人をおさえる威力を感じさせる様子。貫祿
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「随分利口な人と聞て居りますが、何だか重みがない様に見えますねえ」
③ 心に感じる負担。
※道(1910)〈石川啄木〉「若い准訓導の心に、何か知ら大きい責任のやうな重みを加へた」
④ 重大さ、重要性、現実感などを強く納得させるありさま
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉鉄道国有「経済雑誌記者は再び重味ある調子で語を次ぎ」
連歌俳諧で、観念的で古くさい感じ。
※俳諧・去来抄(1702‐04)先師評「越人が、已(すで)に落付たりと見ゆれば、又おもみ出来たり」
⑥ 数学でいくつかの数の「重み付き平均」をつくる場合、それぞれの数につける軽重の度合のこと。

おも‐み【重み】

(形容詞「おもし」の語幹に「み」の付いたもの。→) 重いので。重さに。
※万葉(8C後)一一・二四六九「山萵苣(やまぢさ)の白露重(おもみ)うらぶれて心に深くが恋止ま

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デジタル大辞泉「重み」の解説

おも‐み【重み】

目方の重いこと。また、その度合い。「雪の重みで屋根がつぶれた」
その人や物事から受ける重厚な、また厳粛な感じ。「社長としての重みをつける」「伝統の重み」「重みのある言葉」
気持ちのうえの負担。「責任の重み
連歌・俳諧で、観念的で古くさい作り方。
「越人が句、すでに落ち付きたりと見ゆれば、又―出で来たり」〈去来抄・先師評〉
[類語](1ウエート重さ重量目方体重重心重い重たい重重しい持ち重りずしりヘビー/(2貫禄威厳威徳尊厳威儀権威威信

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世界大百科事典内の重みの言及

【ウェイト】より

…重み,加重ともいう。n個の数値x1,x2,……,xnがあって,それぞれの軽重の度合が違うとき,それらの平均値を算出するには,単純な相加平均でなく,適当な重みw1,w2,……,wnをつけた加重平均m=(w1x1w2x2+……+wnxn)/(w1w2+……+wn)を考える必要がある。…

※「重み」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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