デジタル大辞泉 「きりり」の意味・読み・例文・類語 きりり [副]1 引き締まっていてゆるみのないさま。きりっと。「きりりとした顔だち」2 強く締めたり、引き絞ったりするさま。きりっと。「鉢巻きをきりりと締める」3 戸や櫓ろなどのきしむ音を表す語。「妻戸を―とおし開く」〈虎明狂・花子〉[類語](1)きりきりしゃん・きりっと・甲斐甲斐しい・きびきび・てきぱき・しゃきしゃき・はきはき・すいすい・忠実まめ・まめまめしい・忠実まめやか・小忠実こまめ・手忠実てまめ・足忠実あしまめ・筆忠実ふでまめ・骨身を惜しまず・きちんと・規則正しい・手取り足取り・几帳面・まじめ・大まじめ・生きまじめ・くそまじめ・愚直・四角四面・誠実・篤実・真摯・至誠・信実・篤厚・質実・堅実・堅気・実直・謹厳・生一本・一本気・勤勉・律儀・義理堅い・義理立て・良心的・ちゃんと・しっかり・しゃんと・きちんきちん・きっちり・かっちり・がっちり・規則的・整然/(3)ぎりり・きりきり・ぎりぎり・きしきし・ぎしぎし・きいきい・ぎいぎい・きしり・ぎしり・みしみし・みりみり・めりめり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「きりり」の意味・読み・例文・類語 きりり 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① 物の軋(きし)る音を表わす語。戸を開閉する音、船の櫓をこぐ音などにいう。[初出の実例]「妻戸をきりりとおし開く」(出典:光悦本謡曲・千手(1470頃))② 強く回したり、引きしぼったりするさまを表わす語。[初出の実例]「右へはきりり、左へはきりり、きりりきりりとおしまはしてありしよな」(出典:虎明本狂言・朝比奈(室町末‐近世初))③ 引き締まっていて、ゆるみのないさまを表わす語。一分のすきもなくきびしいような美しさや、さっぱりして引き締まった味などにもいう。[初出の実例]「その葉が夜はひらりとのびて昼はきりりとまいたぞ」(出典:玉塵抄(1563)四九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by