九之助町二丁目(読み)くのすけちようにちようめ

日本歴史地名大系 「九之助町二丁目」の解説

九之助町二丁目
くのすけちようにちようめ

[現在地名]南区島之内しまのうち一丁目

九之助町一丁目の西にある両側町。町域は八百屋町やおやまち筋から少々西側まで。町名は明暦元年(一六五五)から確認される(南区志)。大坂三郷南組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数三〇・役数は三一役で、うち年寄分一役が無役。年寄は茜屋喜右衛門。当町は仕置者があった場合、せき町・鍛冶屋かじや町一丁目・同二丁目とともに順番に鉄物(鋤・鍬・鋸・鎌など)を無代で納め、代りに御用人足役を免除されていた。天保の株仲間解散とそれに伴う無代納無賃人足などがすべて廃止になったときも、この鉄物無代納は廃止されなかった(大阪市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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