九十九山(読み)つくもやま

日本歴史地名大系 「九十九山」の解説

九十九山
つくもやま

[現在地名]富士見村原之郷

原之郷はらのごう南西にある。高さが九十九尺なので九十九山と名付けたと伝えられる。「九十九山の記」で藍沢無満は、昔ここに白山神社が祀られており、白は百より一が足りないために九十九山と名付けたと記す。「前橋風土記」には「須久毛山」とある。当地の老農船津伝次平の父利兵衛は、九十九山にちなんで俳号を白庵午麦といった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android