九尾の狐(読み)キュウビノキツネ

デジタル大辞泉 「九尾の狐」の意味・読み・例文・類語

きゅうび‐の‐きつね〔キウビ‐〕【九尾の×狐】

9本の尾をもつ狐。古くはめでたい獣とされたが、後には、多くの年を経た妖狐とされた。金毛九尾の狐。

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デジタル大辞泉プラス 「九尾の狐」の解説

九尾の狐

古典落語演目ひとつ前半は講談調、後半は落語調に転じる。二代目三遊亭小圓朝が演じた。

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世界大百科事典(旧版)内の九尾の狐の言及

【玉藻前】より

…伝説上の美女。鳥羽法皇の寵姫(ちようき)玉藻前は,天竺(てんじく)と中国において,婬酒によって王を蕩(とろか)し,すこぶる残虐な所行や悪の限りをつくした果てに,日本に飛来した金毛九尾(きゆうび)の狐の化身であった。この妖狐は,陰陽師安倍泰成に正体を見破られ,那須野に逃げるが射殺され,その霊は石と化して近寄る人や鳥獣を殺す殺生石(せつしようせき)になったという。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」