妖狐(読み)ようこ

精選版 日本国語大辞典 「妖狐」の意味・読み・例文・類語

よう‐こエウ‥【妖狐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人をだます狐。
    1. [初出の実例]「妖狐(ヱウコ)幻術の人の目をくらまかし」(出典仮名草子祇園物語(1644頃)下)
    2. [その他の文献]〔玉海‐兵捷・露布六・叙兵勢〕
  3. なまめかしい様子で男を惑わす美女妖婦
    1. [初出の実例]「彼殷の紂王が寵愛して国家を亡ぼす妲妃の妖狐(エウコ)にことならず」(出典:鳥追阿松海上新話(1878)〈久保田彦作〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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