金毛九尾(読み)きんもうきゅうび

精選版 日本国語大辞典 「金毛九尾」の意味・読み・例文・類語

きんもう‐きゅうび‥キウビ【金毛九尾】

  1. 〘 名詞 〙 毛が金色で尾が九本あるとされた、想像上の狐。天竺で花陽夫人、中国で殷の妲己(だっき)日本では玉藻前(たまものまえ)となって那須が原で殺される三国化生の白狐
    1. [初出の実例]「金毛九尾(キンモウキウビ)の、老狐にて、天竺唐土日本に渡り、人民をなやませし」(出典浄瑠璃・増補玉藻前旭袂(1806)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む