乞食苺(読み)こじきいちご

精選版 日本国語大辞典 「乞食苺」の意味・読み・例文・類語

こじき‐いちご【乞食苺】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の落葉低木。関東南部以西の日当たりのよい斜面などに生える。茎は高さ六〇~一二〇センチメートルになり、全体に細毛を密につけ、葉柄とともに紅色を帯び、かぎ状に曲がった刺が出る。葉は五~七対の卵状楕円形をした小葉からなる奇数羽状複葉で、柄がある。夏、白色の五弁花を開き、花後、長楕円形の赤色果実を結ぶ。ごしょいちご。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「乞食苺」の解説

乞食苺 (コジキイチゴ)

学名Rubus sorbifolius
植物。バラ科の落葉低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android