最新 地学事典 「乾式分析」の解説
かんしきぶんせき
乾式分析
fire assay
鉱石や岩石中の貴金属分析に用いる分析法。試金分析とも。試料を粘土るつぼに入れ,酸化鉛・溶剤・還元剤を加えて1,100℃まで加熱。酸化鉛は還元されて鉛ボタンになり貴金属を吸収。鉛ボタンを骨灰またはMgO製のキュペル(灰皿)に入れ空気中で約900℃に加熱。鉛は酸化され揮発するか灰皿に吸収されて貴金属合粒(bead)が残る。合粒を酸溶解し前後の秤量差から金・銀を求める。または合粒を王水で溶解しICPや原子吸光で分析。
執筆者:稲垣 勝彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

