二ッ木向台遺跡(読み)ふたつぎむこうだいいせき

日本歴史地名大系 「二ッ木向台遺跡」の解説

二ッ木向台遺跡
ふたつぎむこうだいいせき

[現在地名]松戸市二ッ木 向台

江戸川に面する標高約二二メートルの西向きの台地縁辺部に位置する。縄文時代早期―前期および後期の純鹹貝塚で、縄文前期前葉の二ッ木式土器の標式遺跡。一帯は昭和二五年(一九五〇)に日本考古学研究所が発掘調査を行い、多量の前期関山式や二ッ木式土器と、これに混じり若干の早期の稲荷台式・花輪台式・押型文土器が採集されたことで知られていた。当遺跡はこのとき発見された二ヵ所の斜面貝塚のうちの北側の二ッ木第二貝塚にあたる。同三八年に再調査が行われ、混土貝層の周辺から前期二ッ木式や関山式とともに少量の花輪台式・稲荷台式および押型文土器が採集された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 いし 史館

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む