二官(読み)ニカン

デジタル大辞泉 「二官」の意味・読み・例文・類語

に‐かん〔‐クワン〕【二官】

律令制で、神祇官じんぎかん太政官だいじょうかんのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「二官」の意味・読み・例文・類語

に‐かん‥クヮン【二官】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、神祇官太政官をいう。〔令集解(868)〕

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世界大百科事典(旧版)内の二官の言及

【二官八省】より

…日本古代の律令制の官庁組織をいう語。狭義には太政官(だいじようかん),神祇官(じんぎかん)の二官と中務(なかつかさ)省式部(しきぶ)省治部(じぶ)省民部(みんぶ)省兵部(ひようぶ)省刑部(ぎようぶ)省大蔵(おおくら)省宮内(くない)省の八省を指すが,広義には,この二官・八省に統轄される八省被管の職・寮・司や弾正台(だんじようだい),衛府(えふ)などの中央官庁および大宰府(だざいふ)や諸国などの地方官庁を含む律令制の全官庁組織の総体をいい,ふつうは後者の意味で用いる。このような官庁組織は,7世紀後半から8世紀初めにかけて形成された。…

※「二官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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