ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
令集解
りょうのしゅうげ
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養老(ようろう)令の注釈を集大成したもの。現存残欠35巻。明法博士(みょうぼうはかせ)惟宗直本(これむねのなおもと)の編。9世紀なかばごろの成立という。ここに集められた令の注釈は、『令義解(りょうのぎげ)』をはじめとして「古記」(大宝(たいほう)令の注釈)、「令釈(りょうしゃく)」「跡記」「穴記」「朱記」などで、これらはみな丹念に字句に訓詁(くんこ)を施して法意を説明しており、異説をあげたり、慣行を記しているところも多い。「古記」には大宝令が引用されているため、現存しない大宝令の本文を知ることができ、また格(きゃく)、式(しき)、律付釈(りつふしゃく)、律集解(りつのしゅうげ)、弾例、八十一例などの古い法律書や、唐令などの中国の法律書も引かれているので、日本、中国の律令制の研究に重要な史料を提供している。現在、軍防令、倉庫令、医疾令、関市令、捕亡令、獄令、雑令の7編が伝わらない。刊本は『国市大系』所収のものがもっとも優れ、欠けた7編の逸文を集め、所収法令の編年索引を付収している。
[皆川完一]
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出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…これは,かつて文徳天皇から〈律令の宗師〉とたたえられた讃岐永直(さぬきのながなお)が,その晩年にやはり私第で律令を講じた先例を襲ったものである。著書に《律集解(りつのしゆうげ)》30巻(現存せず),《令集解(りようのしゆうげ)》(もと50巻か。一部現存),《検非違使私記》2巻(現存せず)があり,曾孫の允亮(ただすけ)が著した《政事要略》に引用されている《交替式私記》(2巻か)も直本の著と推定される。…
…文徳天皇に〈律令の宗師〉とたたえられ,晩年には私邸で律令講書を行うことを許された。《令集解》に引用されている《讃記》は永直が著した令私記。【早川 庄八】。…
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