二柳村
ふたつやなぎむら
[現在地名]五泉市二ッ柳
能代川右岸にあって、東に小新保川が流れる自然堤防上の村。北は荻曾根村に接する。中世は菅名庄に属し、室町後期の蒲原郡段銭帳(米沢市立図書館蔵)に「不作在 拾参町壱段弐拾苅 同庄能代条内二柳之村中野源五郎」とあり、中野源五郎には「長尾方被官」の朱筆が付される。慶長三年(一五九八)村上藩領となり、同一九年の村上領高附並組々村覚(寛政六年写、五泉郷土史)では五泉町組に属した。正保国絵図には一〇七石余とあり、貞享元年(一六八四)の郷村高辻帳には高一九四石五斗余とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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