二次災害(読み)ニジサイガイ

デジタル大辞泉 「二次災害」の意味・読み・例文・類語

にじ‐さいがい【二次災害】

ある災害が起こった後に、それがもとになって起こる別の災害。豪雨のため地盤が緩んで起こる土砂崩れ、地震ガス管が損壊したことによる爆発事故、救助隊の遭難被災などの例がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の二次災害の言及

【災害】より

…地震が発生して市街地内のあちこちの施設が破壊され,それによって交通麻痺やいろいろな機能麻痺が起こり,普段であれば消せる火災が延焼火災に拡大したり,水道,ガス,電気が止まったために生活ができなくなるという地震の直接的被害でない二次的な被害も出る。地震によって家屋が倒壊するような直接的被害を一次災害と呼び,火災などのような直接的被害に連鎖して起こる災害を二次災害と呼ぶ。また,機能障害や経済的障害のようなものを三次災害と呼んでいる。…

※「二次災害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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