遭難(読み)ソウナン

デジタル大辞泉 「遭難」の意味・読み・例文・類語

そう‐なん〔サウ‐〕【遭難】

[名](スル)災難に出あうこと。特に、登山航海などで命を失うような危険にあうこと。「冬山遭難する」
[類語]受難災い災害災難被害禍害惨害惨禍災禍被災天変地異天災人災地変風害風水害冷害霜害雪害干害渇水旱魃水涸れ病虫害虫害煙害公害薬害災厄凶事禍根舌禍筆禍試練危難国難水難水禍海難罹災貧乏くじ馬鹿を見る弱り目にたたり目泣き面に蜂

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精選版 日本国語大辞典 「遭難」の意味・読み・例文・類語

そう‐なんサウ‥【遭難】

  1. 〘 名詞 〙 災難に出あうこと。特に、登山や航海などで危険に出あう場合にいう。
    1. [初出の実例]「閣下には先づ其遭難人民の口供を閲了し、然る後貴意を述べられたし」(出典:伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)天津談判筆記)
    2. 「岩場でまた遭難があったといふ」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)
    3. [その他の文献]〔冊府元亀〕

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普及版 字通 「遭難」の読み・字形・画数・意味

【遭難】そう(さう)なん

困難にあう。〔後漢書、光武帝紀下〕(建武六年)六辛卯、詔して曰く、~今、百姓ひ、少す。而るに縣官、置く(おほ)し。其れ~是(ここ)に於て減損し、十に其の一を置け。

字通「遭」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「遭難」の解説

遭難、

本谷有希子による戯曲初演劇団、本谷有希子(2006年)。2007年、第10回鶴屋南北戯曲賞を受賞同年の第51回岸田国士戯曲賞の候補作品ともなった。

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世界大百科事典(旧版)内の遭難の言及

【登山】より

…また,84年マッキンリーで消息を絶った植村直己も,五大陸最高峰征覇で知られる。一方,国内では第2次大戦後登山者が増加し,また観光化が進んで困難なルートに安易に登山したりすることから遭難が続発して社会問題化し,群馬県や富山県では登山条例を設け,季節やルートにより規制を行うようになった。しかし余暇の増大,都市人口の増加などは野外活動の活発化を促し,第2次大戦までは学生登山が多かったが,戦後はむしろ社会人山岳団体が活躍するようになった。…

※「遭難」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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