災害(読み)さいがい(英語表記)disaster

翻訳|disaster

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

災害
さいがい
disaster

一般に,人間社会が予想できなかった原因,経過によって,個人または個々の集団が,元の生活や生産活動への回復不能,あるいは回復困難な損害を受けること。災害対策基本法では「暴風,豪雨,豪雪,洪水,高潮,地震,津波,噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害」としている。(→海洋災害火山災害気象災害都市型災害

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デジタル大辞泉の解説

さい‐がい【災害】

地震・台風などの自然現象や事故・火事・伝染病などによって受ける思わぬわざわい。また、それによる被害。「不慮の災害」「災害に見舞われる」

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世界大百科事典 第2版の解説

さいがい【災害】

災害とは,その要因(素因や原因など)が自然的なものであれ人為的なものであれ,人間および人間社会になんらかの破壊力が加わって,人命が失われたり社会的財産等が失われることによって,それまでに構築されてきた社会的均衡が崩れることをいう。人間社会が構築している均衡というものは,歴史的な時代の違い,技術力の差,地域特性の違いなどによって異なる。すなわち災害の様相は自然的地域特性や文化的地域特性の違いによって異なるため,きわめて多様な現象となって現れる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

さい‐がい【災害】

〘名〙 天災、火災、事故など思いがけず受けるわざわい。
※万葉(8C後)五・沈痾自哀文「朝夕佃食山野者、猶無灾害而得世」
※平家(13C前)一「霊神怒をなせば、災害岐(ちまた)にみつといへり」 〔春秋左伝‐成公一六年〕

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世界大百科事典内の災害の言及

【防災】より

…防災という言葉は,今日では一般的に用いられるようになってきており,また防災訓練,防災会議,地域防災計画,自主防災組織,防災広場,防災拠点,防災公園,防災施設,防災都市計画,防災建築街区造成法など防災が含まれた術語も相当増えてきている。そして一般には,〈防災〉とは〈災害を防ぐこと〉と理解されている。しかし,〈災害〉という言葉は英語でdisasterというように〈悪い星〉とか〈悪魔の星〉を表しているわけで,人間の力ではどうしようもない事態や,人間の知恵の及ばないような悪い事態が起こることをいっている。…

【労働者災害補償】より

…業務上の負傷,疾病,障害,死亡を理由として被災労働者または遺族が受ける補償。労働者が仕事のうえで負傷し,病気になり,負傷や病気の結果身体障害が残り,または死亡した場合に,労働基準法または労働者災害補償保険法による労災補償が行われる。補償の種類としては,(1)傷病の療養のための療養補償,(2)療養のための休業中に従前の賃金の6割が支払われる休業補償,(3)傷病が治った(症状が固定した)場合に残った障害の程度に応じて支払われる障害補償,(4)労働者の死亡当時その収入によって生活していた遺族に支払われる遺族補償および葬祭料がある。…

※「災害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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