二次誘導(読み)にじゆうどう(英語表記)secondary induction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二次誘導」の意味・わかりやすい解説

二次誘導
にじゆうどう
secondary induction

動物発生学の用語で,誘導全部の中心であるオルガナイザー (形成体) により誘導された部域が2次的な中心となって,次の誘導を引起す場合をいう。たとえば眼杯表皮から生じてくるのは形成体による1次的な誘導であるが,この表皮によってレンズがつくられてくるのは二次誘導である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android