二老村(読み)にろうむら

日本歴史地名大系 「二老村」の解説

二老村
にろうむら

北は葛木かずらき村、南は大成おおなり村に接する木曾川沿いの富安とみやす輪中一村。「徇行記」によれば、概高四六五石余のうち一三四石余は藩士三人の給知。田は一一町二反八畝余、畑は七町二反八畝余。「寛文覚書」に戸数四四、人数二〇四とある。「徇行記」は「村中ニ竹木少クアカルキ村ナリ、漸々ニ竹木伐出ストナリ、西ノ方ニ水用跡アリ、是ハ慶安三寅年堤決壊ノ所ナリ(中略)此アタリ畔田ナシ、高ニ準シテ戸口多ク葛木村ノ田畝ヲモ承佃スト也、皆細民ハカリ也」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android