河床(読み)カショウ

精選版 日本国語大辞典 「河床」の意味・読み・例文・類語

か‐しょう‥シャウ【河床】

  1. 〘 名詞 〙 河底の地盤。かわどこ。
    1. [初出の実例]「河床堆淤の害を除かざる可からず」(出典:地方官会議日誌‐九・明治八年(1875)七月二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「河床」の意味・わかりやすい解説

河床【かしょう】

河川の水でおおわれた部分の床。普通は上流から下流に移るにしたがって緩勾配(こうばい)。一般に構成物質は上流部は大〜小の礫(れき),中流部は砂利,下流部は細砂主体。しかし,河床勾配,流量,流域の地質などにより変化する。
→関連項目河川

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の河床の言及

【川】より

…この水の流路となるところを河道,河道のある谷地全体を河谷という。流れに接する地面を河床と呼び,これを流水ぐるみいっしょにして川あるいは河川という。河川へと水が集まってくる範囲が流域で,二つの河川の流域が互いに相接する界を分水界という。…

※「河床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android