五十公野(読み)いじみの

日本大百科全書(ニッポニカ) 「五十公野」の意味・わかりやすい解説

五十公野
いじみの

新潟県北部、新発田市(しばたし)の一地区。旧五十公野村。旧会津街道の宿場町で、第二次世界大戦前まではみごとな松並木が残っていた。五十公野丘陵の南端には、1598年(慶長3)溝口秀勝(みぞぐちひでかつ)が新発田城主となったとき、城が完成するまで滞在したという五十公野御茶屋(奉先堂茶寮。県文化財)がある。庭園は旧新発田藩下屋敷(清水谷御殿)庭園および五十公野御茶屋庭園として国の名勝に指定される。1984年(昭和59)3月国鉄赤谷(あかたに)線は廃止され、バスが通じる。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む