五味式骨盤調整法(読み)ごみしきこつばんちょうせいほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五味式骨盤調整法」の意味・わかりやすい解説

五味式骨盤調整法
ごみしきこつばんちょうせいほう

五味雅吉が創始した治療法。五味は衛生兵として従軍した後,腰痛に悩まされていたが,ある日友人に骨盤の上で軽く足踏みをしてもらっていた時,「ボキッ」と大きな音がして,それ以来持病の腰痛が軽快していったという。この体験から治療師となった五味は,研究と実践を重ね,骨盤 (仙腸関節) のズレが諸症状の原因で,そのズレを正し自然良能 (自然治癒力) を生かしてこそ万病は解消するとの考え方に立つ治療法を発表した。さらに治療家のための方法だけでなく,だれでもできるゴムバンド療法も開発している。これは,1本のゴム製のチューブをバンドのようにして身体の各部に巻き,腰をよく回す骨盤運動を行ない,仙腸関節のズレを元に戻そうという家庭療法である。

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