持病(読み)じびょう

精選版 日本国語大辞典 「持病」の意味・読み・例文・類語

じ‐びょう ヂビャウ【持病】

〘名〙
① ひどく悪くはならないが、常時、または周期的に苦しみ悩む病気。身についた、なおりにくい病。宿痾(しゅくあ)痼疾(こしつ)
玉葉‐仁安元年(1166)一二月二二日「余云、持病発動所忩退出也」
② 転じて、身についた悪いくせ。なかなかなおらない悪習
評判記色道大鏡(1678)一四「惣じて女の持病(ヂビャウ)なる嫉妬ありとても」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「持病」の意味・読み・例文・類語

じ‐びょう〔ヂビヤウ〕【持病】

なかなか治らず、常に、または時々起こる病気。宿痾しゅくあ痼疾こしつ。「持病神経痛に苦しむ」
身について直らない悪い癖。「持病癇癪かんしゃくが出る」
[類語](1病気疾病疾患患い障り病魔/(2習癖悪癖奇癖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

アルツハイマー

[1864~1915]ドイツの精神医学者。クレペリンのもとで研究に従事。1906年、記憶障害に始まって認知機能が急速に低下し、発症から約10年で死亡に至った50代女性患者の症例を報告。クレペリンによっ...

アルツハイマーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android