五嶺(読み)ごれい

精選版 日本国語大辞典 「五嶺」の意味・読み・例文・類語

ご‐れい【五嶺】

中国江西省と広東省との境にある山脈中の大庾、始安、臨賀、桂陽、掲陽の五つの峰。
※和漢朗詠(1018頃)上「五嶺蒼々として雲往来す、ただ憐れむ大庾万株の梅〈菅原文時〉」 〔漢書‐張耳伝〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五嶺」の意味・わかりやすい解説

五嶺
ごれい

ナンリン(南嶺)山地」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の五嶺の言及

【南嶺】より

…中国南部,広東・広西と江西・湖南の省境を北東から南西に走る山地の総称で,長江(揚子江)水系と珠江水系との分水嶺であり,華中と華南の境界である。南嶺はひとつづきの山地ではなく,五嶺山地とも呼ばれるように,西から東へ越城,都龐,萌渚,騎田,大庾の五つの独立した山嶺が連なる。高度はいずれも1000m前後の低い山地である。…

※「五嶺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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