五月蠅(読み)サバエ

デジタル大辞泉 「五月蠅」の意味・読み・例文・類語

さ‐ばえ〔‐ばへ〕【五×蠅】

陰暦5月ごろの群がり騒ぐ蠅。 夏》

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「五月蠅」の意味・読み・例文・類語

さ‐ばえ‥ばへ【五月蠅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後世は「さわえ」とも )
  2. 陰暦五月頃にむらがりさわぐ蠅。夏の蠅。小さな蠅。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「五月蠅、此をば左魔陪(サバヘ)と云ふ」(出典日本書紀(720)神代下)
  3. あばれてさわぐこと。
    1. [初出の実例]「御秡する麻のたちえの青にきてさはへの神もなびけとぞ思ふ」(出典:五社百首(1190))

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