亜鉛酸塩(読み)アエンサンエン

化学辞典 第2版 「亜鉛酸塩」の解説

亜鉛酸塩
アエンサンエン
zincate

水酸化亜鉛両性水酸化物で,アルカリに溶けたときに生じるヒドロキソ亜鉛酸塩をこのようによぶ.一般式xM2O・yZnO・zH2Oと記されるが,実際は,M2[Zn(OH)4],M[Zn(OH)3]などの組成をもつ.亜鉛酸イオンは水溶液中で [Zn(OH)4]2-,[Zn(OH)3(H2O)] などの錯イオンとして存在する.アルカリ金属アルカリ土類金属などの塩が得られている.水に易溶.酸を加えると水酸化亜鉛を沈殿する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む