交差アルドール縮合(読み)コウサアルドールシュクゴウ

化学辞典 第2版 「交差アルドール縮合」の解説

交差アルドール縮合
コウサアルドールシュクゴウ
crossed-aldol condensation

アルドール縮合うち,異なるカルボニル化合物間で起こる反応をさす.医薬品などのファインケミカルズの製造過程において,炭素-炭素結合を形成する際にしばしば利用される反応の一つでもある.反応生成物のβ-ヒドロキシカルボニル化合物は,反応条件により,脱水されてα,β-不飽和カルボニル化合物を与える.

  R1COCH2R2 + R3COR4 R1COCHR2C(OH)R3 R4

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android