化学辞典 第2版 「交差アルドール縮合」の解説
交差アルドール縮合
コウサアルドールシュクゴウ
crossed-aldol condensation
アルドール縮合のうち,異なるカルボニル化合物間で起こる反応をさす.医薬品などのファインケミカルズの製造過程において,炭素-炭素結合を形成する際にしばしば利用される反応の一つでもある.反応生成物のβ-ヒドロキシカルボニル化合物は,反応条件により,脱水されてα,β-不飽和カルボニル化合物を与える.
R1COCH2R2 + R3COR4 R1COCHR2C(OH)R3 R4
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報