京都坊目誌(読み)きようとぼうもくし

日本歴史地名大系 「京都坊目誌」の解説

京都坊目誌
きようとぼうもくし

一五冊 碓井小三郎編 大正四年刊 分類地誌

解説 奈良の「平城坊目考」(丸屋勘兵衛著)に倣い、京都各町の沿革名所旧跡の所在等を記録したもの。明治二九年(一八九六)から大正四年(一九一五)にかけて、独力で仕上げた。首巻五編二冊(平安京・大内裏・京都の沿革など)、上巻乾三冊(上京第一—一五学区)、同坤三冊(第一六—二八学区)下巻乾三冊(下京第一—二〇学区)、同坤三冊(第二一—三三学区)、索引一冊からなる。上・下巻とも巻頭に地域沿革、巻尾に学区図を掲げ、各町ごとに戸数・町名水路・古跡・神社・寺院等を記している。「京都巡覧記(天保二年)の「都町尽」等と比較するに、町名や町名起源に、相当の隔りがあるものと思われる。

活字本 新修京都叢書第一七—第二一巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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