デジタル大辞泉 「人工乳房」の意味・読み・例文・類語 じんこう‐にゅうぼう〔‐ニユウバウ〕【人工乳房】 乳癌にゅうがんの手術などで欠損した乳房の形を補正するために使用されるインプラントあるいは装具。シリコンゲルを充塡したバックを皮下に挿入するものや、シリコン樹脂で乳房の形を再現し胸部に装着するものなどがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「人工乳房」の解説 人工乳房 乳がんによる乳房切除後の乳房再建や美容整形の豊胸手術で使用される、生理食塩水やシリコンなどを入れて人工的に作られた乳房。人口乳腺とも呼ばれる。直接胸に挿入するか、皮膚組織拡張器で胸の皮膚を伸ばした後に挿入する。従来、人工乳房や再建にかかる費用は全額自己負担とされてきたが、2013年7月、国が公的医療保険の適用を承認した。乳がんによって乳房を全摘出した後の再建術に限り、米国の医薬品・医療機器メーカーの日本法人アラガン・ジャパンの人工乳房と組織拡張器の2製品に保険が適用される。 (2013-6-14) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報