精選版 日本国語大辞典 「人知れぬ」の意味・読み・例文・類語
ひと【人】 知(し)れぬ
- ① 人にはわからない。人目につかないような。
- [初出の実例]「人しれぬわれが思ひに逢はぬよはみさへぬるみて思ほゆるかな」(出典:小町集(9C後か))
- ② 思いもよらない。思いがけない。
- [初出の実例]「人しれぬありさまをみ候は」(出典:平家物語(13C前)一〇)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...