今市火砕流(読み)いまいちかさいりゅう

最新 地学事典 「今市火砕流」の解説

いまいちかさいりゅう
今市火砕流

Imaichi pyroclastic flow

大分県大分市今市をはじめとして中部九州東部に広がる輝石デイサイト質の大規模火砕流。大部分が灰黒色の溶結凝灰岩からなり,一部で非溶結の軽石質火山灰流およびスコリア流となる。基底部にプリニアン降下軽石を伴う。全体として下位から上位へ珪長質から苦鉄質への系統的な組成変化がみられ,少量の斜長石・単斜輝石・直方輝石などの斑晶を含む。約85万年前(ハラミヨ・サブクロン後の逆磁極期)に,大分県西部の猪牟田ししむたカルデラから噴出した。噴出と同時に遠方へ飛来・堆積したものがアズキ火山灰猪牟田アズキテフラ)。参考文献鎌田浩毅ほか(1994) 地質雑,100巻

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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