今更めく(読み)イマサラメク

デジタル大辞泉 「今更めく」の意味・読み・例文・類語

いまさら‐め・く【今更めく】

[動カ五(四)]
今となってはもう遅すぎる気がする。「こんなことを言っても―・いて聞こえるでしょうが」
事新しい気がする。
「海の眺望二千里の外も残りなき心地する、―・きたり」〈増鏡新島守

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「今更めく」の意味・読み・例文・類語

いまさら‐め・く【今更めく】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「めく」は接尾語 ) また新しいことのように感じられる。
    1. [初出の実例]「はるばると見やらるる海の眺望、『二千里の外』も残りなき心地する、いまさらめきたり」(出典:増鏡(1368‐76頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android