新島守(読み)ニイシマモリ

デジタル大辞泉 「新島守」の意味・読み・例文・類語

にい‐しまもり〔にひ‐〕【新島守】

《「にいじまもり」とも》新しく任に着いた島守
「玉しまや―がことしゆく川瀬ほのめく春の三日月」〈壬二集

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精選版 日本国語大辞典 「新島守」の意味・読み・例文・類語

にい‐しまもりにひ‥【新島守】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「にいじまもり」とも ) 新しく任についた島の番人。また、新しい流人を見立てていうこともある。
    1. [初出の実例]「今年行く新島守(にひしまもり)麻衣(あさごろも)肩の紕(まよひ)は誰か取り見む」(出典万葉集(8C後)七・一二六五)
    2. 「我こそはにゐ島もりよ隠岐の海の荒き波風心して吹け」(出典:増鏡(1368‐76頃)二)

新島守の補助注記

「万葉集」の例は、「にいさきもり」と訓む説もある。

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