他家受粉(読み)タカジュフン

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精選版 日本国語大辞典 「他家受粉」の意味・読み・例文・類語

たか‐じゅふん【他家受粉】

  1. 〘 名詞 〙 ある植物の花粉がそれと異なる個体または株の花の雌しべに付着し受精すること。他花受粉とも書く。異花受粉。⇔自家受粉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の他家受粉の言及

【自家受粉】より

…両性花の場合,同じ花の中のおしべから出た花粉がその花のめしべに受粉することを自花受粉,あるいは同花受粉ということもある。これに対して,ある植物の花粉が他の個体の植物のめしべに受粉する現象を他家受粉cross pollination(あるいは他殖allogamy)という。他家受粉を行えば遺伝子の交流が集団内でスムーズに行われ,その集団は遺伝的に安定したものとなる。…

【受粉】より

…雌性生殖器官の側からの表現で受粉といわれることが多いが,花粉の側からの発想で授粉といわれることもあり,最近では繁殖の生物学の分野で昆虫による送粉といわれることも多くなってきた。 受粉には同じ個体の雌性生殖器官に付着する自家受粉と,必ず他の個体の雌性生殖器官に着く他家受粉とがある。自家受粉のうちで,雌雄同花であって,同じ花のめしべの柱頭に受粉する場合は同花受粉,同じ花序の他の花に受粉する場合は隣花受粉,同じ個体であっても異なった花に受粉する場合は同株他花受粉などと区別することもある。…

※「他家受粉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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