代々木村
よよぎむら
[現在地名]渋谷区代々木一―五丁目・代々木神園町・元代々木町・初台一―二丁目・西原一―三丁目・大山町・上原一―三丁目・富ヶ谷一―二丁目・神山町など
上渋谷村の北西、千駄ヶ谷村の西に位置する。村の約半分は武家屋敷・武家抱地で残部が村落地。甲州道中が北端部をかすめる。天正一九年(一五九一)のちの二代将軍徳川秀忠の乳母初台局(土井昌勝妻)が代々木村のうち二〇〇石を与えられたという(寛政重修諸家譜)。田園簿に村名がみえ、田方一五八石余・畑方四一石余、旗本柴山九衛門後室(初台局娘)領。ほかに新田高一八石余が同人領、新山畑屋敷共高一五〇石・山高五二〇石が同人分。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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