仮殿・権殿(読み)かりどの

精選版 日本国語大辞典 「仮殿・権殿」の意味・読み・例文・類語

かり‐どの【仮殿・権殿】

〘名〙 神社改造、修理するときに、御神体を一時的に奉安する所。移殿(うつしどの)ごんでん。
小右記‐長元元年(1028)七月五日「伊勢大神宮等、依新改造修、其期限移仮殿造之例也」
中務内侍(1292頃か)弘安一〇年一〇月一〇日頃「御前に参りたれば、かり殿の御程にて、やうやう作りたて参らする、いと尊し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android