企図振戦(読み)きとしんせん(その他表記)intention tremor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「企図振戦」の意味・わかりやすい解説

企図振戦
きとしんせん
intention tremor

静かにしているときは起こらないのに,なにか目的のあることをすると震えてくるような手足の震え,振戦。意図振戦ともいう。特に,ある運動の終わりに震えが目立つ。詳しい発生機序は不明だが,小脳障害で起こると考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の企図振戦の言及

【小脳】より

…筋肉の緊張が低下し,手足がぶらぶら動くようになる(筋緊張低下)。あるいはまた,意図的に運動を行うとき,静止時にはなかった手の震えが起こる(企図振戦)。これらの症状は,小脳が運動が円滑に正確に行われるよう高度の制御機能を常時発揮していることを示している。…

※「企図振戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む