企業メセナ協議会(読み)きぎょうめせなきょうぎかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「企業メセナ協議会」の意味・わかりやすい解説

企業メセナ協議会
きぎょうめせなきょうぎかい

企業の文化活動を支援する組織メセナ(mécénat)とは、文化芸術の擁護援助を意味するフランス語。欧米には早くから民間のメセナ団体が根付いている。フランスの産業・商業振興協会、イギリスの芸術助成民間協議会、ドイツの産業連合文化部会などの活動が企業の文化活動を支援しており、こうした企業への税の優遇制度も定着している。日本の経済界でも、欧米と同様の組織づくりを進め、1990年3月に社団法人として発足した。文化支援活動とその免税化への取り組みがおもな活動目標。毎年『メセナ白書』を刊行している。

[原 正輝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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