民間(読み)ミンカン

デジタル大辞泉 「民間」の意味・読み・例文・類語

みん‐かん【民間】

一般の人々の社会世間一般の人々。「民間に伝わる風習
公の機関に属さないこと。「民間企業」「民間人」
[類語](1社会世間世の中巷間こうかん市井しせい江湖こうこ天下世俗俗世世界世上人中浮き世/(2私営民営

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精選版 日本国語大辞典 「民間」の意味・読み・例文・類語

みん‐かん【民間】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人民の間。一般庶民の社会。坊間
    1. [初出の実例]「公私奴婢亡匿民間」(出典:続日本紀‐文武二年(698)七月乙丑)
    2. 「民間(ミンカン)にありといへども其氏姓賤からず」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)六)
    3. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕
  3. 公の機関に属さないこと。
    1. [初出の実例]「民間交通事業の見るべきものが追々と発達して来てゐる」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)

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普及版 字通 「民間」の読み・字形・画数・意味

【民間】みんかん

一般民衆の中。〔史記、項羽紀〕項梁~乃ち楚の懷王の孫、心(しん)の民に人の爲に羊を牧するを求め、立てて以て楚の懷王と爲す。

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