伊保川(読み)いぼがわ

日本歴史地名大系 「伊保川」の解説

伊保川
いぼがわ

赤津あかづ(現瀬戸市)三本木さんぼんぎ(現愛知郡日進町)にそれぞれ水源がある。市域の北西部から南東に向かって流れ、かご川と合流して矢作川に注ぐ。全長八・八キロ。川の南には、透水性の砂層・礫層からなる伊保原が開け、伊保川の沖積地との段丘差は三〇メートルにも及んでいる。

伊保川沿いの沖積地には、標高七〇メートルほどのところに弥生時代後期の伊保遺跡や二四基の古墳が分布している。「三河国西加茂郡誌」によれば「篠原ニ堤塘ヲ築キ暴水ヲ聚シ一時ノ漲溢ヲ扞キ且灌漑ノ用ニ供ス」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む