伊加々崎(読み)いかがさき

精選版 日本国語大辞典 「伊加々崎」の意味・読み・例文・類語

いかが‐さき【伊加加崎・伊加賀崎】

  1. [ 一 ] 滋賀県大津市石山寺付近、瀬田川にのぞむ地の古称。とくに平安・鎌倉時代に知られた名所
    1. [初出の実例]「いかがさき かぢにあたる浪のしづくを春なればいかがさきちる花とみざらむ〈兼覧王〉」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・四五七)
  2. [ 二 ] 大阪府枚方市南西部の伊加賀の地。かつては淀川左岸に向かって突出していた。和歌の名所。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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