伊奘諾尊・伊奘冉尊

山川 日本史小辞典 改訂新版 「伊奘諾尊・伊奘冉尊」の解説

伊奘諾尊・伊奘冉尊
いざなきのみこと・いざなみのみこと

古事記」では伊邪那岐命伊邪那美命。記紀の神話で神世七代の最後の2神で国造りをになう神。「日本書紀」では天地の中間に出現し,陽神・陰神として2神相和して大八洲(おおやしま)国をはじめとした地上世界を完成させ,ついで日神(アマテラス)・月神(ツクヨミ)・ヒルコ・スサノオを生んだ。「古事記」では高天原に出現し,天津神(あまつかみ)の命で天降り,国生みに続いて神々を生み成していくが,火の神カグツチを生んでイザナミは死に,国造りは未完に終わる。そしてイザナキはイザナミを追って黄泉(よみ)国に赴き,帰還したのち,禊(みそぎ)をしてアマテラス・ツクヨミ・スサノオを誕生させた。両神社名にもつ式内社が淡路国などに存在する。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む