伊波月城(読み)イハ ゲツジョウ

20世紀日本人名事典 「伊波月城」の解説

伊波 月城
イハ ゲツジョウ

明治〜昭和期の文筆家



生年
明治13(1880)年12月27日

没年
昭和20(1945)年5月30日

出生地
沖縄県那覇市

本名
伊波 普成(イハ フセイ)

学歴〔年〕
沖縄県中学〔明治32年〕卒

経歴
明治33年頃上京、青山学院で英語を学び洗礼を受ける。41年兄普猷らと「球陽文芸界」を結成。42年「沖縄毎日新聞」の記者となり、コラム、外国文学の翻訳等を精力的に発表。のちに「沖縄毎日新報」の社長兼主筆となるが、同紙は廃刊。鉱山事業にも失敗し、大正半ばから表舞台を退く。琉球文芸復興を夢見て、明治44年未吉麦門冬らと「毎日文壇」を開設するなど執筆・講演活動に力を注いだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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